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October 01, 2004

勝負は紫のブリーフで。

この間の深夜たまたま見た岡村靖幸スペシャル「キミにだけ見せてあげるよ」が面白かったので、夜中3時近くまで見入ってしまいました。80年代~90年代初頭に岡村の音楽を聞いて、当時からなんかエロいなあ、しかも暗いエロさだよなあと思っていて、新曲の「モン・シロ」を聞いても当時の認識とは大してズレていなかったのに嬉しくなってしまったのです。相変わらずソウルフルだし。当時日本のプリンスなんて呼び名もありましたね。

んで、この奇妙な淫靡さはドコからくるのだろうとずっと考えていたのですが、今日読んだくるりの岸田さんの日記を読んで気づいたこと、

逆に、童貞力を武器とする音楽も多く存在する。マシュー・スウィートなんかに代表されるギターポップはまさにそうやな。何がセクシーかどうかを決めるかっちゅうと、やっぱしセクシーな人にはセクシーな人の行動原理があって、音楽もその行動原理に基づいてつくられている。童貞は童貞っぽい行動原理で音楽を作っている。もちろん童貞ちゃう人でも、基本的なものの考え方が童貞っぽい人やと、そうなります。逆は珍しいと思います。

ここを読んでハタと気づいたのです。岡村ちゃんの音楽ってセクシーな人の行動原理と童貞っぽい行動原理が奇妙に同居してるんじゃないか?

この2つの原理を結ぶキーワードはやはり、「妄想」ではないかと。妄想原理主義と呼ぼう。
だから岡村ちゃんの音楽にはセクシーさを歌っていながらも、どことなく「青さ」が感じられるのだと気づきました。

契約問題かなんかで不遇の時代が長かったですが、逆にずっと籠ってきて音楽的に熟成した感があります。よかったなあ。

投稿者 yukausagisan : October 1, 2004 04:55 PM

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